仏壇の選び方 【更新日】
卓上仏壇は現代の生活スタイルにピッタリの仏壇です
一昔前までは、お仏壇と言えば実家の仏間にある大きな黒い仏壇というイメージが一般的でした。
しかし現代では、以前のようにひとつ屋根の下に大家族が住んでいるという家庭は減少し、実家を離れアパートで一人暮らしをしていたり、結婚しても1LDKのマンション暮らしであったりと「家に仏壇を置けない」という方が増えています。
それでも「仏壇を家に置いて故人を祀りたい」という要望に応えて、最近は現代の家族構成や住宅事情に合わせた仏壇がたくさん販売されています。
仏壇の大きさの選択肢も増え、卓上タイプの仏壇は現代の住宅事情を考えてコンパクトかつオシャレに作られており、様々なタイプの仏壇がありますので、ご自宅のスペースやインテリア等に合わせてお選びいただけます。
目次
卓上仏壇にはコンパクトな「モダンミニ仏壇」や「パーソナル供養台」が最適です
仏壇のタイプは、昔ながらの「台付き型(床置き型)」と卓上タイプの「上置き型」に大きく分かれます。
台付き型は縦型の背の高いチェストようなサイズ感で、お部屋の一角を広く占めてしまいます。
一方の「上置き型」は卓上型とも呼ばれ、タンスや棚などの家具の上に置くことができるコンパクトな仏壇です。
卓上型の仏壇は伝統的な「唐木仏壇」の他に、最近では「モダン仏壇」が主流となっています。
現代のお部屋にも合うように作られたモダン仏壇は「家具調仏壇」とも呼ばれ、リビングにも和室にも馴染むようにデザインされた仏壇です。
様々な色や形デザインのものがあり、一見、仏壇とは分からないオシャレなものも多くあります。
モダン仏壇には、通常サイズの床置型と上置き型の「モダンミニ仏壇」があります。
部屋数の少ないマンションなど、仏壇を置けるスペースが限られている場合には、卓上でも利用できるモダンミニ仏壇がお勧めです。
ワンルーム暮らしの方には、モダンミニ仏壇より更にコンパクトな「パーソナル供養台」をお勧めします。
パーソナル供養台はオープン型のミニ仏壇で、シンプルで非常に扱いやすく、卓上での供養に大変便利です。
ご自宅のちょっとしたスペースを利用して、オシャレな供養空間を作り出す「モダンミニ仏壇」や「パーソナル供養台」は、現代の生活スタイルに最適な卓上タイプの仏壇です。
卓上に便利な「上置き仏壇」のサイズ表記
仏壇のサイズ表記の「号」とは
色々な仏壇を見比べていると、サイズが「号」で表記されています。
仏壇店で現物が目の前にある場合はともかくインターネットなどで仏壇を探している時には、号数で言われても直ぐにサイズ感がイメージできないと思います。
仏壇のサイズの単位は通常「号」が使われますが、仏壇店によっては台付仏壇には「尺」、金仏壇のサイズは「代」と分けて表記されることもあります。
この号数は、仏壇の一番長い箇所を測定した長さで、1号は約3cmです。
上置き仏壇の場合は高さによって号数が決まるので
例えば14号の仏壇ですと、
14号 ✕ 3cm = 42cm の高さの仏壇という事になります。
ちなみに台付仏壇の場合は、高さと横幅で計算されます。
上置き仏壇のサイズ表記
一般的な仏壇店での上置き仏壇サイズの号表記すると
13号 高さ:39cm 横幅:約28cm
14号 高さ:42cm 横幅:約32cm
16号 高さ:48cm 横幅:約34cm
18号 高さ:54cm 横幅:約38cm
20号 高さ:60cm 横幅:約45cm
28号 高さ:84cm 横幅:約72cm
となっています。
こちらの横幅は仏壇のデザインによってかなり違うので、目安としてお考えください。
奥行きに関しては更に変わってきますが、上置き仏壇ですと27cm~45cmのものが一般的です。
「パーソナル供養台」の場合は、ステージ型、オープン型、筒型というように、形のバリエーションが豊富でサイズはひとつひとつ違います。
同じ卓上タイプでも様々なサイズの仏壇がありますので、ご自宅の仏壇設置スペースに合わせてお選びください。
卓上仏壇を設置場所は直射日光を避け、家具の高さや奥行きを考えて選びましょう
卓上仏壇の設置場所としては、仏壇の品質を保つためには直射日光が当たらず風通しのいい場所、そして落ち着いてご供養ができるようにお部屋の奥の方に設置するのが理想的です。
しかし、家の間取りや構造によってはなかなかそうもいきませんので、やはり日々の供養やお手入れがしやすい場所を選ばれるのが一番かと思います。
お部屋のスペースに少し余裕のある場合は、お使いのインテリアとのバランスを考えて配置するのもいいかもしれません。
仏壇を設置する家具を選ぶ時には、卓上に置いた時に手を合わせやすい高さをイメージするのもポイントです。
「御本尊様が自分の目線より下にあってはいけない」という考えもありますが、最近の住宅事情を考えるとなかなか難しいと思います。
高さのある家具がなく、その点が気になる場合は「仏壇台」等をお使いいただくのも良いと思います。
卓上に仏壇を置く場合には、仏壇のサイズに対しての奥行きが充分にとれるか事前に確認しておくことも大切です。
奥行きが充分でないと不安定になり、地震などの揺れで落ちてしまう可能性あるので、できるだけ平らで余裕のとれるスペースに設置するようにしましょう。
オープン型の仏壇なら問題はありませんが、一般的な仏壇は扉が両開きになるので、扉をあけた状態でその場所に納まるかどうかも考えておきましょう。
購入してから設置する場所に困らないよう、予め設置したい家具のサイズを測り、仏壇を置いた時のお部屋をイメージをしておくのが良いと思います。
卓上でも使える「モダンミニ仏壇」のご紹介
卓上タイプ仏壇としては、モダンミニ仏壇の中でも特にコンパクトで奥行きも控えめな「ポルカ」が人気があります。
ポルカ ウォールナット 13号
ウォールナットの落ち着いた色合いとスマートなデザインで、和洋室どんなお部屋にも調和する卓上タイプの仏壇です。
洗練された匠の技術で上質に仕上げられた逸品で、特に扉を縦に流れる幾つものラインや立体的な欄間が特徴的です。
内陣の本尊台と須弥壇(しゅみだん)は取り外し可能なのでレイアウトも自由に変えられ、お手入れもしやすい作りになっています。
限られたスペースの卓上に仏壇を置きたい時には「パーソナル供養台」が最適です
パーソナル供養台は手元供養によく使われる仏壇がわりのコンパクトな飾り棚で、取扱や模様替えや引っ越しの際の移動も簡単です。
ミニ仏壇より更に小さく、高さ25~40cm、幅20~35cm、奥行18~28cm程度と省スペース型なので設置場所を選びません。
小さいですが仏具板にミニ骨壷や大切な人の写真などを置くことができまし、豊富にある色や素材、デザイン、機能性の物の中からお選びいただけます。
プレシャスブーケ(ホワイト)
優しいカラーとデザインで仕上げられた、堅苦しさを感じない自由さが特徴的なミニ仏壇。スライド式の仏具板を展開すると、ミニ骨壷や供養品を置く充分なスペースが取れます。
スチール製背面板には、付属の極小マグネットで大切な方の写真を飾ることができます。
背面板に差し込むタイプの花立ては安定感があり、金属製なので簡単にお手入れできます。
供養台の足部分はフェルト付きで、大切な家具の上にも安心して設置できます。
背面板と供養台は分離して使用することも可能です。