仏壇の選び方 【更新日】
お仏壇の処分の前に閉眼供養を行い処分方法の確認をしましょう
お仏壇を一度購入したあとは永くお使い頂くものですが、引っ越しやお仏壇の買い替えのためにお仏壇を処分しなければいけなくなる場合もあると思います。
お仏壇の処分はなかなかないことですから、処分方法が分からず困る場合も多いのではないでしょうか。
お仏壇は普段お使いの家具などとは違いご先祖や故人の魂が納められているため、簡単にゴミ収集所などで処分できるものではありません。
しかしきちんと手順を踏んで処分して頂ければ、すっきりとした気持ちで引っ越しや買い替えができるはずです。
今回はお仏壇の処分の方法を詳しくご紹介いたしますので、お仏壇の処分に悩まれている方は是非参考にしてみて下さいね。
目次
仏壇を処分する前に閉眼供養を行いましょう
お仏壇を購入された際には開眼供養を行います。
これはお仏壇にご先祖の魂を入れることで、仏壇を木の箱から魂の宿ったお仏壇にする供養です。
閉眼供養というのはその逆で、お仏壇から魂を抜くことをいいます。
閉眼供養を行うことで、お仏壇は魂が納められた箱から木の箱へとなるのです。
この閉眼供養を行わないままお仏壇を処分するということは、ご先祖や故人の魂も一緒に処分してしまうことになります。
そうなるとご先祖や故人の魂は行き場をなくしてしまうのです。
ですからお仏壇の処分をする前に、閉眼供養は忘れずに行うようにしましょう。
閉眼供養をしたお仏壇ですが、菩提寺の考え方によりお焚き上げが必要な場合と不要な場合とがあります。
お焚き上げは不要、と言われた場合には普段お使いの家具と同じように木の箱として処分することもできます。
お焚き上げが必要かどうかも是非菩提寺に確認するようにしましょう。
お仏壇の処分は仏壇店・引越し業者・菩提寺に頼む方法から、ご自身で処分する方法まで様々あります
お仏壇を処分するにはいくつかの方法がありますので、それぞれの長所・短所を確認してぴったりのところを選びましょう。
仏壇店に処分を依頼する場合
仏壇店の中にはお仏壇を販売するだけではなく、お仏壇の処分も引き受けているお店もあります。
お仏壇の引き取りやお焚き上げを行ってくれる仏壇店もあり、自宅にいながらお仏壇を処分することができます。
ご自身でお仏壇を運ぶのが難しい方にはぴったりの方法です。
メモリアル仏壇では当店で新しいお仏壇をご購入の方に限り、お仏壇の処分を引き受けております。
処分にかかる費用はお仏壇の配送運賃のみなので、費用が気になる方も安心です。
ただし、お仏壇と一緒に仏具の処分も希望される場合には仏具の処分料が、お焚き上げを希望される場合には別途お焚き上げ供養料がかかります。
お仏壇の梱包も専門の業者が行いお引き取りいたしますので、お忙しい方やご自身で処分するのが難しい方も安心してお任せいただければと思います。
菩提寺に処分を依頼する場合
菩提寺がある場合には菩提寺にお仏壇の処分をご相談する方法もあります。
お仏壇を処分する際には閉眼供養が必要になりますが、菩提寺に依頼すると閉眼供養からお仏壇の引き取りまで行ってくれますので、あまり手間がかかりません。
ただし、菩提寺によっては檀家以外の方からの処分の依頼を受けていない場合があります。
また菩提寺まではご自身でお仏壇を運ぶことになりますので、運搬方法も考えておくようにしましょう。
菩提寺でお仏壇を処分していただく場合には、お布施が必要になります。
金額がはっきり決まっている訳ではないので、迷ったら菩提寺に相談してみることをおすすめいたします。
専門業者に処分を依頼する場合
実はお仏壇の処分を専門に行っている業者もあります。
また引っ越し業者や不用品の引き取りを行っている業者でもお仏壇の処分を受け付けていることがあります。
専門業者の中には引き取りのみを行っている所から、供養~引き取りまで全て行ってくれる所まで様々あります。
費用もそれぞれ異なりますので、見比べて探してみても良いでしょう。
引っ越し業者や不用品の引き取り業者に依頼する場合には引き取りのみを行っていることが多いので、事前に閉眼供養を行っておくようにしましょう。
ただし引っ越し業者や不用品の引き取り業者の中には、お仏壇の処分を受け付けてない所もあります。
事前に業者の方にきちんと確認しておくようにしましょう。
自治体で粗大ゴミとして処分する場合
閉眼供養を終えたお仏壇は購入時と同じく木の箱ということになりますので、粗大ゴミとして処分することができます。
粗大ゴミの処分方法は各自治体により異なります。
近所のゴミ収集所で回収する場合もあれば、ご自身でゴミの集積所まで運ぶ場合もあります。
また、バラバラにすれば通常の燃えるゴミと同じようにゴミ収集所に出すこともできます。
いずれの場合も自治体のゴミ捨てルールを事前に確認しておくようにしましょう。
ご自身でお仏壇を処分する場合には費用を安く抑えることができます。
ただし、ゴミ収集所にお仏壇を捨てることで近所の目が気になることもあるかもしれませんし、永年使い続けてきたお仏壇を粗大ゴミとして出すことに抵抗がある場合も…。
そういったことが気になる場合には、あまりおすすめできない処分方法です。
仏壇店や専門業者に処分を依頼する際にはお仏壇のサイズを確認しておきましょう
仏壇店や専門業者にお仏壇の処分を依頼する場合、お仏壇のサイズによって費用が変わってきます。
お仏壇の高さ・幅・奥行を事前に確認し、いくつかの業者に見積もりを取るのがおすすめです。
メモリアル仏壇ではお仏壇の引き取りサービスを行っておりますが、その際処分するお仏壇のサイズを事前に確認しておくとスムーズにお引き取りができます。
お仏壇の扉を閉めた状態で、お仏壇の高さ・幅・奥行きがどのくらいあるか確認しておきましょう。
この3辺の合計の長さで配送料が変わります。
配送料についてはお住まいの地域によっても異なりますので、事前にこちらのページで確認しておくことをおすすめいたします。
お仏壇以外に処分が必要なものがある場合にはお焚き上げが必要となります
お仏壇を処分する時に、仏具類も一緒に処分する場合もあるかと思います。
その際にはお仏壇とは別に仏具類もお焚き上げして供養する必要があります。
メモリアル仏壇ではお仏壇と一緒に仏具のお引き取りとお焚き上げも行っております。
ご希望があれば仏具のみのお引き取りも可能です。その場合には仏具の処分料がかかります。
またお焚き上げを希望される場合には、別途お焚き上げ供養料も必要です。
お焚き上げ供養料は仏具の種類によって変わりますので、仏具類の処分を検討されている方は是非こちらのページもご覧ください。
お仏壇をいざ処分しようと思っても、罪悪感があったり処分の方法が分からなかったりしてなかなか気が進まないこともあるかと思います。
しかし、しっかりと手順を踏んで行えば心残りなくお仏壇の処分を終えることができるのではないでしょうか。
住宅環境や家族構成が変化している現代では、お仏壇を維持し続けることもなかなか難しいものです。
お仏壇を処分される際には、是非正しいやり方をご確認した上で、お仏壇に感謝の気持ちを忘れず行うようにしましょう。