仏壇の選び方 【更新日】
お仏壇の引っ越しは業者探しからお仏壇の供養まで準備をしっかりしましょう
引っ越しに伴いお仏壇も一緒に新居に運ぶ場合、普段お使いの家具を運ぶよりも気を使って運ぶ必要があります。
また、ただ引っ越し先に運べば良いわけではなく、引っ越しの前後にきちんと供養する必要があります。
お仏壇の引越しとなると何だか難しいように感じますが、やり方を確認し正しい手順で行えば、スムーズに引っ越しができるはずです。
お仏壇の引っ越しが必要になったら、事前にしっかりと準備をして万全の状態で引っ越しに臨むようにしましょう。
目次
引っ越しする際にはお仏壇を運んでくれる業者を探しておきましょう
お仏壇というのはとてもデリケートなものなので、細心の注意を払って引っ越しする必要があります。
一般的な引っ越し業者でもお仏壇の引っ越しを引き受けてくれるところもありますが、不慣れな場合もあるので注意が必要です。
お仏壇の引っ越しには決まった作法があるため、慣れている業者に依頼する方が安心です。
実はお仏壇の引っ越しを専門に取り扱っている業者があります。
お仏壇への知識があり、お仏壇の取り扱いに慣れているため、お仏壇の引っ越しが不安な方は専門業者に依頼するのもおすすめです。
仏具類のクリーニングも併せて行ってくれる業者もありますので、複数の業者を探して検討してみるのもおすすめです。
お仏壇の引っ越しを自分で行う場合には運搬の順序に気を付け、お仏壇を横に倒さないようにしましょう
小さいサイズのお仏壇でしたら、ご自身で運搬してしまう事も可能です。
丁寧に梱包し助手席などにしっかりと固定して運ぶようにしましょう。
ご自身でお仏壇を運ばれる際に気をつけていただきたいのが、運搬の順序です。
まず荷物を家から運び出すときには、お仏壇を一番最後に運び出します。
そして新居に着いたら、お仏壇を一番に新居の中に安置するようにしましょう。
決してお仏壇が車の中などに放置されることがないように気をつけましょう。
お仏壇を車の中に置くときは立てたまま置くようにします。
やむを得ず横に倒して置く場合には、お仏壇をうつ伏せには置かず、仰向けになるように置きましょう。
引っ越し先のお仏壇を安置するスペースのサイズを確認しておきましょう
引っ越しの前に実際に引っ越し先に行き、お仏壇を安置するスペースのサイズを確認しておくことも大切なポイントです。
新居にお仏壇を運んでみたらサイズが合わなかった…なんてことになったら大変ですよね。
お仏壇を安置する予定のスペースの幅・奥行き・高さを確認し、お仏壇のサイズと照らし合わせてみましょう。
場合によってはお仏壇の買い替えや処分も検討しましょう
万が一、引越し先のお仏壇を安置する予定のスペースとお仏壇のスペースが合わなかった場合には買い替えの検討が必要です。
買い替えが必要になった場合、引っ越しの準備と並行して新しいお仏壇を探さなければいけなくなるので、時間に余裕を持って準備を進めるのがおすすめです。
仏壇店の中にはお仏壇を購入すると、古いお仏壇の引き取りサービスを行ってくれる所もあります。
メモリアル仏壇でもお仏壇を当店でお買い上げの方に限り、古いお仏壇の引き取りサービスを行っております。
配送料のみでお仏壇の処分ができますので、何かと物入りの引っ越しの際にも費用が抑えられて安心です。
ただでさえ忙しい引っ越しの準備中に、古いお仏壇の処分から新しいお仏壇探しまでご自身だけで行うのは大変ですので、是非メモリアル仏壇のご利用もご検討くださいませ。
お仏壇の引っ越しの前に閉眼供養を、引っ越しの後に開眼供養をしましょう
仏壇の引っ越しをする時に大切なのが、供養をしっかりすることです。
お仏壇の引っ越しの前には閉眼供養を、引っ越してから開眼供養を行いましょう。
まず閉眼供養をして、お仏壇に宿った故人やご先祖の魂を抜きます。
菩提寺がある場合には、引っ越しの1ヶ月前くらいに閉眼供養の依頼をしておきましょう。
閉眼供養を行うと仏具の取り外しが行えます。
新居に着き仏具を元の位置に戻したら、引っ越し先の近くのお寺に開眼供養をしていただきます。
元々住んでいた所の菩提寺に相談してみると、近くのお寺を紹介してもらえることもありますので、事前に相談しておきましょう。
開眼供養をすることで、お仏壇に故人とご先祖の魂を入れます。
開眼供養にも閉眼供養にもお布施が必要になります。
いくら包むか悩まれたら、開眼供養・閉眼供養を行ってくれるお寺に確認してみましょう。
ちなみに、ご自宅の同じ敷地内の離れなどにお仏壇を引越しされる場合にも、開眼供養・閉眼供養が必要となります。
その際にはご住職の方にお待ち頂き、一日で供養を済ませるのがおすすめです。
ご自宅の中でのお仏壇の移動の場合には特に供養は必要ありません。
お仏壇や仏具類の破損に十分に気をつけて移動しましょう。
お仏壇の引っ越しの前にお仏壇の写真を撮っておき仏具の場所を把握しておきましょう
閉眼供養を行うと、お仏壇の中から仏具類を取り出すことができます。
ここでお仏壇の写真を撮っておくのがおすすめです。
写真を撮ることでどこに何の仏具があったかひと目で分かるようになります。
仏具類は種類も多く、毎日見ているようで意外と細かな場所を覚えていないこともありますし、特にお位牌が複数ある場合は上座下座を間違えると失礼にあたりますので、写真は忘れずに撮っておくようにしましょう。
お仏壇の引っ越しをする際仏具の梱包は丁寧に行いましょう
お仏壇から仏具を取り出す際、無理に取り外すのは仏具の破損にもつながります。
自分で取り外すのは簡単に取り外せるものだけにして、取れないものは梱包材で丁寧に包むようにしましょう。
取り外せた仏具は毛ばたきや柔らかい布でほこりや汚れを取り、梱包材に包んでダンボールにまとめます。
高価な仏具類やお位牌、ご本尊、遺影はご自身で運ぶほうがおすすめです。
特に高価な仏具類の場合、引っ越し業者によってはお断りされることもあります。
また、大切なお位牌やご本尊、遺影を万が一傷つけられたら大変悲しいですよね。
特に高価なものや大事なものはご自身で運ぶようにしましょう。
また仏具の中には特に気をつけて梱包が必要なものがあります。
・火立て、花立て…水をきれいに拭き取っておきましょう。
・香炉…火が残っていないかしっかり確認しましょう。
・割れやすいもの…梱包材で包む前に緩衝材やタオルでしっかりと包みましょう。
・ダンボール箱に入れてから動き回ることがないように、隙間をしっかり埋めるようにしましょう。
お仏壇の引っ越しには手間がかかりますが、大切に扱い、きれいな状態で新居に運び込みたいですね。
しっかり手順を踏んで準備することで、余裕を持って引っ越しに臨むことができます。
お仏壇を丁寧に扱い新居に運び込めれば、新生活も晴れ晴れとした新たな気持ちで迎えられそうですね。 是非注意点に気をつけながら、お仏壇の引っ越しをしてみて下さいね。